清田 秀左右先生(前教頭)
田無高校の発展をめざして

  私は、昭和53年4月に田無市に移転してきて以来の一田無市民です。田無高校は身近な学校です。それだけに平成12年教頭として赴任した時は、地元の人間としてどうスタンスを取っていけばいいのか多少迷った面もありました。

 ストライプのYシャツは目立ちます。田無駅近辺でのほんの一握りの田無高生の立ち居振る舞いに、こんな事では困るなと思わされたこともあったのは事実です。

 しかし、実際勤務して生徒に接すると、おおらかで優しい気質の子が多いことがわかりました。これは美風です。この点は今後も大切にしなければいけません。勿論、生徒を支えている先生方の包容力ある指導の姿勢が本校の大きな力です。

 平成15年の入学選抜で、女子の応募倍率がある段階で2倍を超えました。確実に田無を第一志望に考える中学生が増えています。創立21年目という切れのいい所で一つの飛躍のステップになる兆しと思っています。

 学校は現在、活性化しています。部活動の加入率も上がりました。学校行事の取り組みも熱心です。あとは勉強面を伸ばすことでしょう。
点数を取る、大学進学率を上げるということではなく、自分の内面を磨き、知性をたかめることの素晴らしさに気付き、物を考えることの大切さを感じとることのできる生徒の育成でしょう。結果は後からついてきます。

 同窓生の皆さん、現役の生徒に、何か夢を語るような、志を抱かせるような働きかけをお願いします。教職員一同、共通認識の下、田無高校の発展に尽力していきます。