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    「国際の審判になってからだけど外国の審判から手紙が来るんだよ。けっこう字が汚くて分かんないんだけど年に4,5通来るよ。」 
      
 
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    連帯って言うか全く違う文化の中で同じようなルールでやって,相手を知りたいっていうか。 
 
 
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    「親しみもあるかな。二週間なら二週間,サウジのホテルで片言でしかしゃべれないけど一緒にいてまたそれぞれ戻る訳じゃない。そういうのが俺なんかはしらっとしているんだけどあるんだよ。去年,ワールドカップ予選でUAEに行ったんだ。ラインズマンが話してると,戦争があってあの山の向こうで銃を撃ってたんだとか言ってて,えー俺はその反対で撃ってたんだぜとか,そういうこともあったね。」 
      
 
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    すごい話ですね。僕もレベル違いますけど,前に国体で一緒だった人から結婚しますなんて手紙貰ったりして,すごくうれしくて返事書きましたよ。そういうのっていいですよね。 
      
 
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    「そうだよね。国際審判になって良かったなって思うし。外国行って審判やるのがそんなに苦じゃないもの。日本の選手が外国の審判に文句言ってもしょうがないとか,とりつく島がないとかと同じように思っているのかもしれないけど,異議を言ったらイエロー,侮辱だったらレッド出すとかそういう部分がないから。笛を吹いてはい反則って言ったらそれに従ってくれる。だからすごいやりやすいよ。それ以外はつたない英語で,ゴーツーショッピングとかわりとリラックスしてできるわけ。外国行ってそういう生活出来るってのは良かったな。最初イヤだと思って行ったサウジが2回目行ったら懐かしかった。不思議なもので。」 
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